2012.05.01追記
2021.02.03追記
おわりに
煙詰創作における要点をひとことでいうならば、継続して優王手で逆算すること。また、そうできるように練習することだと思います。優王手・劣王手という観点から過去の煙詰の作品を鑑賞してみると面白いと思いますよ。また、それ以外の細かい技術に関しては、作りながら慣れていくほかないでしょう。まとめると次のような感じでしょうか。- 優王手が継続するような逆算の練習
- テクニカルな側面からのアプローチ
- 邪魔駒消去
- 変化割り切りなどの更に細かなテクニック
- 合駒を逆算で自在に発生させるテクニック
- 趣向と煙詰を融合させるテクニック(順方向の煙詰創作)
今後の課題(?)
最後に、煙詰作家たちが(もちろん自分も)今後狙っていくであろう煙詰のネタをまとめて終わりにしたいと思います。クエスチョンマークが多いほど難易度が高い(と個人的には思ってます)。クエスチョンマークが3つの条件に至っては正直実現不可能だろうと心の奥底で思っています。 なお、ここでは不自然成駒とは銀桂香の成駒のことを指します。攻方・受方にとっての「自陣のと金」はとりあえず可としています。 これらについては、自分で創りたいという気持ちはもちろんあるのですが、一方で、自分の作品でなくともよいので単純に見てみたいと思っている条件もたくさんあります。皆様是非チャレンジを。- 他の趣向との融合(難易度は組み合わせる趣向に依存)
- 煙詰の最長手数記録更新??(アイデア勝負?)
- 初形成駒枚数
- 初形成駒枚数最小記録更新??(現在の記録は柳田明氏「稲村ヶ崎」の4枚)
- 初形成駒無し煙詰???
- 玉座煙詰
- 玉座煙詰(不自然成駒有り)
→2012年5月1日追記。発表しました。入選作044 - 玉座煙詰?(不自然成駒無し)
- 玉座還元煙詰??
- 玉座煙詰(不自然成駒有り)
- 七種合煙詰
- 七種合煙詰(不自然成駒無し)??
- 七種合都煙詰(不自然成駒有り)??
- 七種合都煙詰(不自然成駒無し)??
- 詰め上がりが4枚で、かつ、詰め上がりにおいて大駒を使用しない都煙詰???
→2021年2月3日追記。発表されました!!岡村孝雄氏作「アツクナレ」詰パラ2020年11月号